日本の教育は遅れてる?オカンでも分かる「アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書」【貯金と銀行編】
本日紹介するのは「アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書」
日本ではあまりされないお金の授業。
アメリカでは社会に出る前の必須の事項として、高校生でお金の教養を学んでいます。
その内容は貯金のことだけではなく、税金や借金のこと、自分のキャリアの築き方まで学んでいます。
この本はタイトルの通り、アメリカで使われているお金の教科書を日本語に訳したものです。
この本の特徴
- ざっくりとしているが広範囲で網羅的
- 高校生だけでなく、様々な年代に対応
ある分野に特化した知識が得たい人には物足りないかもしれないですが、世の中のことを知るという意味ではかなりの良書です。
キャリアの築き方とかは、わては興味ないわ
そう来るかと思って、今日はオカンにも知っておいてほしいところをピックアップして紹介していきます。
ではさっそく見ていきましょう!
貯金と銀行の基本
まずは我々一般市民にとって一番身近な、貯金と銀行についてです。
貯金とは…
今使えるお金を使わないことで、将来お金を使う能力を手にすること
難しくゆうてるけど、要するにもしものためにお金を取っとくことやろ?
その通りです。不測の事態に備えて今あるお金を使わずに置いておくことです。
この本ではどうやって貯金していったらいいのか、そのやり方も書いてくれています。
貯金の仕方
①お金が入ったらすぐに貯金すること。
余った分を貯金するやり方はどうしても使いすぎてしまうから、まずは貯金して残ったお金で生活する癖をつけましょう。
②貯金口座を切り離すこと。
③使いにくくすること。
銀行やATMですぐに引き下ろせない口座を利用しましょう。豚の貯金箱が有効的なのは、貯金箱を壊さないと使えないからです。
口座にいっぱいお金があるって分かってたら、ついつい余計な買い物してまうもんなあ。
できるだけ貯金ができる環境を作るということが大切ですね。続いてはその貯金したお金を預けておく、銀行について見ていきましょう。
銀行とは…
個人やビジネスからお金を預かって、個人やビジネスにお金を貸すこと。
お金を預けた側、貸した側には利息がつく。銀行にお金を預けるときは銀行から利息をもらう。
銀行から借りる時、車や家を買うローンを組んだ時などは利息を払う。
変にタンスに現金隠しとくよりも、銀行に預けたほうが安心やしお得ってことやな!
たしかに利息が付いてお得なのは確かです。
しかし2020年で普通預金の平均年利率は0.001%。すぐにお金を下せない定期預金で、すごく金利の良い定期預金でも0.3%。
1,000万円預けていても年間で3万円しかもらえないのが現実です。
また、もし銀行が潰れてしまった場合、日本では1,000万円まで保証されます。それ以上のお金を預けるなら別の銀行に預けるほうがリスク回避になります。
これじゃあ、頑張って貯金してもあんま増えた気がせんなあ。
できるだけ金利の良いところにお金を預けるのが得策ですが、お金を「増やす」という意味では物足りなさを感じますよね。
そこで次に知っておきたい知識が投資です。
次回は投資編です。